白から黒の階調(濃淡)で表現印刷すること。
黒インクのみ使用で印刷すること。
階調(濃淡)を微妙に調整することで写真(画像)やイラスト・グラフなども綺麗に表現できる。
カラーデータそのままでモノクロ印刷は見づらい?
モノクロ印刷に適したデータ変換が必要。
カラーで薄い色(水色・ピンク・黄色など)はモノクロにすると薄いグレーとなり見分けづらい。
カラーで濃い色は逆に黒っぽいグレーになる。
一般プリンターで印刷する場合は、「白黒印刷」チェックにより自動で色補正を行なってくれる。
グレースケール、モノクロ2階調?
グレースケール
中間色の階調情報を持ち、256調でグラデーション表現するため「写真(画像)」やイラストに適している。
モノクロ2階調
グレースケールと違い2階調(白・黒)表現。スミ文字や線画イラストに適する。
【解像度】モノクロ2階調は、グレースケールの2倍くらいが望ましい。
グレースケールが600dpi→モノクロ2階調は1200dpiくらい。
プリンター出力と印刷?
一般プリンターでの印刷は、パソコンからの印刷指令をプリンターアプリが出力補間を行い、プリンター内部のコンピューターが各色のインクジェットノズルの噴射調整して出力をしている。
印刷(オフセット印刷)では、「刷版」というアルミ製の版に印刷するデータを焼き込み出力する。(ハンコイメージ)
刷版にインキをのせて、紙に転写する。
※軽オフセット印刷:紙製「ピンクマスター」という刷版を使用。
カラー印刷に比べモノクロ印刷は簡単と思われますが、実はやる側からすれば逆です。
カラー補正の場合は、純色を派手めに濁り色を減少させれば少々グレーバランスが崩れていても見た目がわかりづらい。
モノクロは色でのごまかしが出来ず、グレーバランスをしっかり整えないと綺麗なモノクロ仕上がりを得られません。
ダブルトーン技法
黒(スミ)単色でのモノクロ表現では物足りない場合の方法に「ダブルトーン」があります。
単色印刷ではなく2色印刷になりますが、全体的に階調が豊かになります。
黒+グレーのインキでモノクロ階調の奥行の表現がアップする。
黒+特色のインキでセピア調の表現(赤セピア、青セピアなど)。
印刷(カラー・モノクロ)にはまだまだたくさんのノウハウがあります。
知って頂ければ嬉しいです。