画像2色化(分解)について-カラー印刷と違った表現方法とローコストな印刷方法

印刷 あれこれ

単色印刷に比べ2色印刷にする事により、文字や写真の表現は豊かになります。

しかし写真・イラストなどは適切に補正をしてあげなければ良い印刷がえられません。

通常の画像2色化(2色分解 C+B、M+B インキ使用が多い)すると【図1】のような一般的になってしまいます。

ブラック(スミ)の上にも色が重なり、全体的に眠たく感じます。

【図1】

DTP化によりレタッチソフトで色除去作業【図2】は可能ですが、納期・コスト面でそのまま印刷されてしまうケースが見受けられます。

【図2】

これらの違いは印刷ズレ(見当ズレ)に顕著に表れます。【図3】

スミのライン上にアカが100%近いくあるため二重うつりのようになり印刷の質低下になります。

【図3】

4色印刷より2色印刷が難しい?

●いかなる色フィルターを通しても消せないため、すべての版にあらわれる。

黒(スミ)部分にCMYK全てに影響をおよぼす。

●4色印刷は、C+M+Y+Kが黒(スミ)にもどるため問題にならない。

2色印刷は、C+KやM+Kでは黒(スミ)にはもどらない。

再現性が著しく欠けてしまいます。

カラー印刷(4色)に比べ2色印刷を上手く使う事により,効果的な表現ができ印刷費用がローコストになります。

印刷(カラー・モノクロ)にはまだまだたくさんのノウハウがあります。

知って頂ければ嬉しいです。

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