サッカーの子供の試合(特に低学年)で応援する保護者で困ることが度々ありました。
試合をしている中、我が子の名前を呼んで声援することで、子供は「親」の声が気になり集中力が途切れてしまいます。
ベンチからコーチが大声で声掛けするより、親の声は子供にとっては絶大です。
親の声に無意識に反応し親の方を見てしまいます。
特に低学年は集中力を伸ばす大切な時期なのです。
保護者の方から「ウチの子は集中力がない。」と言われますが、これも要因の一つだと思います。
保護者会で「応援は我が子ではなく、チーム応援を。」とお願いしていました。
それと試合があった日、家に帰ったらお子さんに「1つ褒めて欲しい」と言ってました。
「試合中のプレー」だけではなく、「試合の前後の行動」や「家から試合会場までの行動」から他の子と比べた話では無い中から家庭で会話をするという事を。
「〇〇君の様に上手く…」なんて言われたら、向上心などは芽生えません。
大人でも嫌ですよね。
「応援はチームへ、子供に会話で声掛け」
子供は、親から「自分は見られている」と無意識に感じています。
【集中力と向上心】
子供の能力を伸ばす親の役割はコーチより絶大です。
周りの子と一緒にたくましくなっていく過程を目にし、
チーム全体から我が子を応援し、成長を楽しんではどうでしょうか。
子の成長=親の成長
ビジネス社会ではどうでしょうか。
一部や細部にばかりにとらわれすぎて全体に注意を向けず、物事をおろそかになってる状況がありませんでしょうか。
問題ばかりに目を奪われて、後先のことが見えなくなる。
自己を見て、他者を見ない。
上司を見て、顧客を見ない。
社内を見て、社外を見ない。
など。
小さいことだけに心を奪われていて、全体を把握できていない事が多い。
物事の見方には「多・長・根」でとらえる事とよく聞きます。
●多面的に見る。
●長期的に見る。(長期の中に短期を位置付ける)
●根本、本質をつかむ。
これは、
視点を変えてみる。
長期は比較的楽観的に短期は慎重に。
物事のおおもと・基本をぶれずしっかり捉えておかないと多面的・長期的な考えができない事。
何が大切かを軸に進行させないと本末転倒になってしまう。
※「本末転倒」:大切なことを見失っている
「サッカー思考から覗く 改善力・行動力」
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