デジタルカメラ(スマートフォン)のデータはRGBです。
しかし、印刷ではCMYKのインクを使います。その間どこかで変換が行われます。
その「なぜ」を理解しないと、期待イメージと違った色に困ることになります。
●RGBとCMYKの2種類あるの?
人間の目には色を感じる細胞が3種類あります。それぞれがR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の色に反応します(下図)。
印刷の色は反射した光によって見えるため、R,G,Bのいずれか1つを吸収するインクを使用します。
●「印刷では出にくい色」があるの?
インクは色を吸収しますので、重ねるとより色を吸収して黒に近づきます。
そのため、発色はC,M,Y以上には鮮やかになりません。
特にRやGの沈みが目立ちますので注意が必要です。
蛍光色や金・銀などの発色は出ません。
●プリンターと印刷で色が異なるの?
いろいろな要素が絡みますが、一番大きな要因は、RGB→CMYKを変換するソフトが異なる場合です。
RGBデータをプリントアウトするときにも、一度、内部でCMYKに変換をしており、その差が色の違いを大きくします。
このため、印刷用のデータはCMYKで保存することが推奨されています。